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DisplayObject

DisplayObject クラスは、表示リストに含めることのできるすべてのオブジェクトに関する基本クラスです。表示リストは、Flash Player に表示されるすべてのオブジェクトを管理します。DisplayObjectContainer クラスは、表示リスト内で表示オブジェクトを配置するために使用します。DisplayObjectContainer オブジェクトは子表示オブジェクトを持つことができます。これに対して、他の表示オブジェクト (たとえば Shape、TextField オブジェクト) は "リーフ" ノードです。つまり、親と兄弟だけを持ち、子はありません。


added イベント
flash.events.Event.ADDED
表示オブジェクトが表示リストに追加されたときに送出されます。DisplayObjectContainer.addChild() メソッドおよび DisplayObjectContainer.addChildAt() メソッドがこのイベントをトリガします。


addedToStage イベント
flash.events.Event.ADDED_TO_STAGE
表示オブジェクトが、直接、または表示オブジェクトを含むサブツリーの追加により、ステージ上の表示リストに追加されたときに送出されます。DisplayObjectContainer.addChild() メソッドおよび DisplayObjectContainer.addChildAt() メソッドがこのイベントをトリガします。


enterFrame イベント
flash.events.Event.ENTER_FRAME
再生ヘッドが新しいフレームに入るときに送出されます。再生ヘッドが移動しない場合、またはフレームが 1 つしか存在しない場合、このイベントはフレームレートに合わせて継続的に送出されます。このイベントは、このイベントを受け取るすべての表示オブジェクトに対して同時に送出されます。


removed イベント
flash.events.Event.REMOVED
表示オブジェクトが表示リストから削除されようとしているときに送出されます。このイベントを生成する DisplayObjectContainer クラスの 2 つのメソッドは、removeChild() および removeChildAt() の 2 つのエディションがあります。


removedFromStage イベント
flash.events.Event.REMOVED_FROM_STAGE
表示オブジェクトが、直接、または表示オブジェクトを含むサブツリーの削除により、表示リストから削除されようとしているときに送出されます。このイベントを生成する DisplayObjectContainer クラスの 2 つのメソッドは、removeChild() および removeChildAt() の 2 つのエディションがあります。

さらに、新しいオブジェクトの領域を確保するためにオブジェクトを削除する必要がある場合には、DisplayObjectContainer オブジェクトの addChild()、addChildAt()、および setChildIndex() もまたこのイベントを生成します。


render イベント
flash.events.Event.RENDER
表示リストが更新およびレンダリングされようとしているときに送出されます。このイベントは、表示リストのレンダリング前に、このイベントをリッスンしているオブジェクトが変更を行う最後の機会を提供します。Flash Player はデフォルト動作として表示リストをレンダリングします。Stage オブジェクトの invalidate() メソッドを呼び出します。Flash Player に render イベントを送信させる都度、必ず呼び出す必要があります。Renderイベントは、Stage.invalidate() を呼び出したオブジェクトとの間に相互の信頼関係があるオブジェクトにしか送出されません。




InteractiveObject

InteractiveObject クラスは、マウスキーボードを使用してユーザーが操作できるすべての表示オブジェクトの抽象基本クラスです。


click イベント
flash.events.MouseEvent.CLICK
ユーザーが同じ InteractiveObject 上でポインティングデバイスのメインボタンを押して離すと送出されます。クリックイベントが発生するためには、mouseDown イベントに続いて mouseUp イベントが発生するという順序でなければなりません。ターゲットオブジェクトは、これらのイベントの両方について同じでなければなりません。異なる場合、click イベントは発生しません。mouseDown イベントまたは mouseUp イベントの間に他の多数のマウスイベントが発生する場合があり、click イベントは引き続き発生します。


doubleClick イベント
flash.events.MouseEvent.DOUBLE_CLICK
オブジェクトの doubleClickEnabled フラグが true に設定されている場合には、ユーザーが同じ InteractiveObject 上でポインティングデバイスのメインボタンを 2 回続けてすばやく押して離すと送出されます。doubleClick イベントが発生するためには、mouseDown、mouseUp、click、mouseDown、mouseUp の一連のイベントの直後でなければなりません。これらのすべてのイベントは、doubleClick イベントと同じターゲットを共有している必要があります。2 回目の mouseDown イベントと mouseUp イベントによって表される 2 回目のクリックは、click イベント後の特定の期間内に発生する必要があります。この期間の設定可能な長さは、オペレーティングシステムによって異なり、ほとんどの場合ユーザーが設定できます。ターゲットが選択可能なテキストフィールドである場合、デフォルトの動作ではポインタの下の語が選択されます。ターゲットの InteractiveObject の doubleClickEnabled フラグが true に設定されていない場合、2 つの click イベントを受け取ります。


focusIn イベント
flash.events.FocusEvent.FOCUS_IN
表示オブジェクトがフォーカスを取得した後に送出されます。この状況は、ポインティングデバイスまたはキーボードによる操作でオブジェクトをハイライトするときに生じます。そのようなフォーカスの受け取り側はこのイベントのターゲットオブジェクトと呼ばれ、この変更によってフォーカスを失う対応する InteractiveObject インスタンスは関連オブジェクトと呼ばれます。関連オブジェクトへの参照は、受信側オブジェクトの relatedObject プロパティに格納されます。shiftKey プロパティは使用されません。このイベントは、前のオブジェクトの focusOut イベントが送出された後に発生します。


focusOut イベント
flash.events.FocusEvent.FOCUS_OUT
表示オブジェクトがフォーカスを失った後に送出されます。これは、ポインティングデバイスまたはキーボードによる操作で別のオブジェクトをハイライトするときに生じます。フォーカスを失うオブジェクトはこのイベントのターゲットオブジェクトと呼ばれ、フォーカスを受け取る対応する InteractiveObject インスタンスは関連オブジェクトと呼ばれます。関連オブジェクトへの参照は、ターゲットオブジェクトの relatedObject プロパティに格納されます。shiftKey プロパティは使用されません。このイベントは、関連オブジェクトから focusIn イベントが送出される前に発生します。


keyDown イベント
flash.events.KeyboardEvent.KEY_DOWN
ユーザーがキーを押したときに送出されます。キーと特殊文字の間のマッピングはデバイスオペレーティングシステムによって異なります。このタイプのイベントは、マッピングが発生してから、IME (入力メソッドエディタ) が処理される前に生成されます。IME は、標準的な QWERTY キーボードでは十分に対応できない、中国語の漢字などの文字を入力するために使用されます。このイベントは、keyUp イベントの前に発生します。


keyFocusChange イベント
flash.events.FocusEvent.KEY_FOCUS_CHANGE
ユーザーがキーボード操作によってフォーカスを変更しようとすると送出されます。このイベントのデフォルトの動作では、フォーカスを変更して、対応する focusIn イベントと focusOut イベントを送出します。


keyUp イベント
flash.events.KeyboardEvent.KEY_UP
ユーザーがキーを離したときに送出されます。キーと特殊文字の間のマッピングはデバイスオペレーティングシステムによって異なります。このタイプのイベントは、マッピングが発生してから、IME (入力メソッドエディタ) が処理される前に生成されます。IME は、標準的な QWERTY キーボードでは十分に対応できない、中国語の漢字などの文字を入力するために使用されます。このイベントは keyDown イベントの後に発生し、次のような特性があります。


mouseDown イベント
flash.events.MouseEvent.MOUSE_DOWN
Flash Player ウィンドウの InteractiveObject インスタンスの上で、ユーザーがポインティングデバイスのボタンを押したときに送出されます。ターゲットが SimpleButton インスタンスである場合、デフォルトの動作では SimpleButton インスタンスは downState 表示オブジェクトを表示します。ターゲットが選択可能なテキストフィールドである場合、デフォルトの動作ではテキストフィールドの選択が開始されます。


mouseFocusChange イベント
flash.events.FocusEvent.MOUSE_FOCUS_CHANGE
ユーザーがポインティングデバイスでフォーカスを変更しようとすると送出されます。このイベントのデフォルトの動作では、フォーカスを変更して、対応する focusIn イベントと focusOut イベントを送出します。


mouseMove イベント
flash.events.MouseEvent.MOUSE_MOVE
InteractiveObject の上で、ユーザーがポインティングデバイスを動かしたときに送出されます。ターゲットがユーザーの選択するテキストフィールドである場合、選択はデフォルトの動作で更新されます。


mouseOut イベント
flash.events.MouseEvent.MOUSE_OUT
ユーザーが InteractiveObject インスタンスからポインティングデバイスを離したときに送出されます。イベントターゲットは、直前にポインティングデバイスの下に置かれていたオブジェクトです。relatedObject はポインティングデバイスの移動先のオブジェクトです。ターゲットが SimpleButton インスタンスである場合、デフォルトの動作ではボタンは upState 表示オブジェクトを表示します。


mouseOver イベント
flash.events.MouseEvent.MOUSE_OVER
ユーザーが Flash Player ウィンドウの InteractiveObject インスタンスに、ポインティングデバイスを合わせたときに送出されます。relatedObject は、直前にポインティングデバイスの下に置かれていたオブジェクトです。ターゲットが SimpleButton インスタンスである場合、オブジェクトはデフォルトの動作として、マウスボタンが押されているかどうかに応じて、オブジェクトは overState または upState 表示オブジェクトを表示します。


mouseUp イベント
flash.events.MouseEvent.MOUSE_UP
ユーザーが Flash Player ウィンドウの InteractiveObject インスタンスの上でポインティングデバイスのボタンを離したときに送出されます。ターゲットが SimpleButton インスタンスである場合、オブジェクトは upState 表示オブジェクトを表示します。ターゲットが選択可能なテキストフィールドである場合、デフォルトの動作ではテキストフィールドの選択が終了します。


mouseWheel イベント
flash.events.MouseEvent.MOUSE_WHEEL
Flash Player ウィンドウの InteractiveObject インスタンスの上で、マウスホイールを回転させたときに送出されます。ターゲットがテキストフィールドである場合、デフォルトの動作ではテキストはスクロールします。


rollOut イベント
flash.events.MouseEvent.ROLL_OUT
ユーザーが InteractiveObject インスタンスからポインティングデバイスを離したときに送出されます。イベントターゲットは、直前にポインティングデバイスの下に置かれていたオブジェクトか、そのオブジェクトの親です。relatedObject はポインティングデバイスの移動先のオブジェクトです。rollOut イベントは、そのオブジェクトの親チェーンをそのオブジェクトから始めて上方向にたどっていき、relatedObject のルートでも祖先でもない最高位の親に至るまで連続して送出されます。


rollOver イベント
flash.events.MouseEvent.ROLL_OVER
ユーザーが InteractiveObject インスタンスポインティングデバイスを合わせたときに送出されます。イベントターゲットは、ポインティングデバイスの下に置かれていたオブジェクトか、そのオブジェクトの親です。relatedObject は、直前にポインティングデバイスの下に置かれていたオブジェクトです。rollOver イベントは、そのオブジェクトの親チェーンを relatedObject のルートでも祖先でもない最高位の親から始めて下方向にたどっていき、そのオブジェクトに至るまで連続して送出されます。


tabChildrenChange イベント
flash.events.Event.TAB_CHILDREN_CHANGE
オブジェクトの tabChildren フラグの値が変更されたときに送出されます。


tabIndexChange イベント
flash.events.Event.TAB_INDEX_CHANGE
オブジェクトの tabIndex プロパティの値が変更されたときに送出されます。




Stage

Stage クラスはメイン描画領域を表します。ステージとは Flash® コンテンツが表示される領域全体のことです。


fullScreen イベント
flash.events.FullScreenEvent.FULL_SCREEN
Stage オブジェクトが、フルスクリーンモードに設定または設定解除されると、Flash Player によって送出されます。フルスクリーンモードの変更は、ActionScript、ユーザーによるキーボードショートカットの呼び出し、または現在のフォーカスのフルスクリーンウィンドウからの移動によって開始できます。


mouseLeave イベント
flash.events.Event.MOUSE_LEAVE
マウスポインタFlash Player のウィンドウ領域から離れたときに、Stage オブジェクトによって送出されます。


resize イベント
flash.events.Event.RESIZE
Stage オブジェクトの scaleMode プロパティが StageScaleMode.NO_SCALE に設定され、SWF ファイルのサイズが変更されたときに送出されます。




EventDispatcher

EventDispatcher クラスは、IEventDispatcher インターフェイスを実装し、DisplayObject クラスの基本クラスです。EventDispatcher クラスでは、表示リストの任意のオブジェクトをイベントターゲットなどにして、IEventDispatcher インターフェイスのメソッドを使用することができます。


activate イベント
flash.events.Event.ACTIVATE
Flash Player がオペレーティングシステムのフォーカスを取得して、アクティブになったときに送出されます。


deactivate イベント
flash.events.Event.DEACTIVATE
Flash Player がオペレーティングシステムのフォーカスを失って、非アクティブになったときに送出されます。